オーストラリアの複数のビーチに、正体不明のゴミボールが出現しました

オーストラリア、ニューサウスウェールズ州のセントラルコースト地方政府は21日、7つのビーチに大量のゴミボールが出現したと発表しました。政府はゴミの清掃作業を開始し、その組成と起源を調査しています。政府は、これらのビーチへの立ち入りや、正体不明のゴミボールへの接触を控えるよう呼びかけています。

セントラルコーストは、ニューサウスウェールズ州の州都シドニーとニューカッスルの間に位置しています。環境当局は、7つのビーチで、大きさの異なる灰色の塊状のゴミボールを発見しました。

ニューサウスウェールズ州環境保護局は、ゴミボールの組成を検査し、起源を調査する予定です。

地方政府は、このゴミボールが、2024年10月から2025年1月の間にシドニーの複数のビーチで発見されたゴミボールとの関連があるかどうかはまだ不明であると述べています。

2024年10月16日、オーストラリア、シドニー東部のクージービーチで、水に黒い物質が混じっているのが確認されました。

2024年10月、ボンダイビーチやクージービーチなど、シドニー東部の複数のビーチに数千個の濃い色のゴミボールが現れ、閉鎖を余儀なくされました。今年1月には、シドニーの9つのビーチが同じ理由で一時閉鎖されました。

ニューサウスウェールズ州環境保護局は調査の結果、シドニーのビーチに打ち上げられたゴミボールは、シドニーウォーターの下水処理場から来た可能性が高いと結論付けました。調査員は、ゴミボールの組成が複数の大手下水処理場から採取したサンプルと類似していることを発見しました。